ジッドゥ・クリシュナムルティの思想について

一般的な分類としては宗教家になるが、自ら宗教団体を解散し宗教批判を行った。思考の終焉や条件付けからの解放などを説いた彼の教えは、その現代的なアプローチから宗教界を超えた幅広い支持者を獲得した。

20世紀最高の覚者の1人であるとする声が多く、タイム誌によりマザー・テレサらと共に現代の5大聖者に数えられた。

私はいろいろな書物や宗教関係の出版物に目を通したり、多くの宗教家に出会ったが、この人の考え方に出会ってからは、一歩も先に進めなくなっている。進む必要が無くなっているのです。

「一人一人の良心によって社会は変わる
その為には一人一人を目覚めさせなければならない。」
今の宗教家、教育者に一番必要な事を彼は人々に伝えようと生きていたのだと私は思うのです。



宗教活動の枠を超えて

観念や信念への固執は真理の正しい知覚をもたらさないばかりか、人と人との間に争いをもたらす。政治的イデオロギーや民族のアイデンティティー、宗教的信条の対立は世界中で争いの源になっている。「神を信じる者は神を発見することはできない」とクリシュナムルティは明言している。神とか悟りを開いた人にすがろうとするのは不安から逃れようとする精神の働きであるという。
彼の表現は常に対語が存在する。欲望と未来、そして自由と固執である。
ありのままの姿が大事であることを説いている。

アメリカのイラク侵攻から長い時間が過ぎた。知のある人々は復讐の連鎖と宗教への飛び火を懸念していた。彼の教えを皆は忘れていた。今一度見直して振り返って考えてみたい。

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